どうもこんにちは、kinghaloです。
マスターデュエル盛り上がってますね。毎日どこかで大会が開催されている気がします。
かくいう僕も2度ほど大会を開催してみました。
おそらく大会の主催に興味はあるけどやり方がわからず悶々としている方も結構いるのではないでしょうか?
今日はみんなの笑顔のために大会を企画してみたい、大会を通じて名を売りたい方のために大会の開き方について解説してみたいと思います。
現状、大会に参加したい方と開催されている大会の数が釣り合っておらず、この記事で大会の数が増えるとマスターデュエルの普及にも貢献できるのではないかなという淡い期待もあります。
大会のプラットフォーム
現状ではトナメルを用いるのが一番スマートだと思います。エントリー管理からトーナメント表作り、参加者同士のマッチングや結果報告、参加者へのアナウンスまで1つのサービスで完結しています。
完結する、というのがミソでいろいろなプラットフォームをまたいで運営をしようとするとトラブルの元です。
参加受付はトナメルでデッキ提出はTwitterでアナウンスはDiscordでみたいなのは絶対やめましょう。最高でも2つ、理想は1つのプラットフォームで完結させることです。
(トナメルさん、デッキ提出機能の実装待ってます)
また、条件を満たせば(64人規模以上、2週間以上前に申請)参加賞としてエナジードリンクを支給してくれる神サービスもあるので景品高すぎ問題もある程度解決できます。詳しくは以下のリンクから。
https://tonamel.com/apply/zone
使い方については(めんどくさいので)省略しますが公式サイトにQ&Aがあるのでわからない方は読みながら使ってみてください。
Twitterアカウントが作れるなら大会ページも作れる程度の難易度です
要項を作れば大会は8割成功
大会を主催するにあたって一番めんどくさくて一番大事なのはここだと思います。
正直なところ要項さえしっかり作ってしまえばトナメルと参加者が勝手に大会を進行してくれます。
では要項を作るためにまずは大会の形式について考えましょう。
現状、マスターデュエルで主流のゲームは「1デッキ制BO1(一回勝負)トーナメント、決勝とか準決勝はBO3(3回勝負)」なのかなあと思います。
先攻と後攻が(非常に)(とても)(めちゃくちゃ)大切な遊戯王において一発勝負はどうなんだ?サイドチェンジなしはどうなんだ?という気もしなくはないですがこのルールは非常に現実的です。
1、大会にかかる時間が短く、計算しやすい
これは主催者、参加者双方にとってのメリットで、シングル戦1発勝負ならだいたい1戦10~30分で終わってくれるので32人規模(5回戦)なら長く見積もって2,5時間、128人規模(7回戦)でも3,5時間です。
サイドチェンジありBO3だと1戦に30~90分かかってしまう計算になるので5回戦規模でも酷いときには5~6時間かかってしまう計算になります。
サイドチェンジありBO3形式は紙のCSのように休日の朝から時間を取って開催するのであれば開催もやぶさかではありませんが夜にサクッと開催する大会には不適です。参加者にも主催者にも(おそらく)次の日仕事があります。
マスターデュエルの大会はワンチャンお金がもらえるランクマくらいのスタンスで開催、参加するくらいで丁度いいのかなといった感想です。
2、サイドカードまでプールが揃っていない人が多い
これはもしかすると時間が解決してくれる問題ではあるかもしれませんが、現状微課金、無課金では(なんなら廃課金でも)サイドデッキまで含めた完璧なデッキリストを組める人は非常に稀です。僕ももう2桁ほどこのゲームに貢いでいますがニビルの2枚目も無限泡影の3枚目も持っていません。
つまり何が言いたいかというとサイド制大会は取り組める人の数が限られているので現状ではそこまで需要がないということです。
ということで、個人的には大会を主催するなら参加者のニーズに則した「1デッキ制BO1(一回勝負)トーナメント、決勝とか準決勝はBO3(3回勝負)」での開催が今のところはいいのかなと考えています。
もうすこし競技性を出したい、運ゲーを解消したいのであればダブルイリミネーションで開催するという方法も存在します。
では大会形式が決まったところで要項を書いてみましょう。
とみせかけてめんどくさいと思うので僕が主催する大会の要項を貼るのでコピペして使いましょう。省エネが板です。
完璧ではないとは思うのでできればブラッシュアップして使ってください。
この要項に不備があって招いたトラブルについては責任を負いかねます
★大会形式
日程:年/月/ 日/時間
シングルエリミネーション 決勝戦のみBO3 その他RoundはBO1
枠:32名★大会商品
○○円分のギフトカード★デッキに関して
・1デッキ制
メインデッキ40枚以上60枚以下 エクストラ15枚以下のデッキを使用可能★デッキ提出方法&〆時間
①デッキ提出時、Google Formの名前はTonamelでのエントリー名と一言一句(大文字小文字全角半角も)同じにする事。②デッキ提出URL
URL③遊戯王Neuronを使用しての提出もしくは画像1枚にメインデッキとエクストラデッキのカードが全て収まった状態でのスクリーンショットのみ認めます。複数の画像に分けてのデッキ提出は認めません。
(スマートフォン等を使用している方は遊戯王Neuronを使用してください)④大会開始時刻の1時間前、20時までに提出してください。提出が見られない場合はキャンセル扱いとします。
⑤デッキレシピを再提出したい場合は、提出フォームに再度投稿してください。新しい方を正とします。
★大会進行に関して
①大会が始まるとTonamelのトーナメント表が確定し、対戦相手が決定します②どちらか片方がゲーム内のルームを作成し、対戦相手とルーム番号を共有してください。条件は下記に従ってください。
速やかに大会を進行するため、先にチャットルームに入質した方がルーム作成を行うようにしてください。
・定員数:3
・デュエル時間:通常
・LP:8000
・ルーム一覧での公開許可:OFF
・観戦許可:ON
・観戦一覧での公開許可:OFF
・リプレイ閲覧許可:ON③相手が入室したら対戦を行ってください。
④対戦終了後、勝者側はTonamelで結果報告を行ってください。敗者側は結果報告を承認してください。5分間承認が無い場合は、Tonamelの主催者を呼ぶ機能を使用してください。処理を行います。
★対戦相手が現れない場合
・大会開始時から10分後、次のラウンド以降は対戦相手確定後10分でロス扱いとします。経過後、Tonamelの主催者を呼ぶ機能を使用してください。処理を行います。★引き分けの場合
・再戦とします。★切断/エラー落ちなどの場合
・試合途中での通信エラーの場合はルームに表示されている戦績に従って勝敗を決定します。
・マッチング開始時に通信エラーが発生した場合、ルーム戦績が付いていない場合は再戦で処理します。
(片方が1-0、もう片方が0-0になった場合もしくは両者0-0になった場合)★その他想定していない事態の場合
・主催者の決定に全て従って頂きます★対戦の様子はyoutubeチャンネルでライブ配信します。なるべく全参加者の試合の模様を配信するようにしますが配信されたことによる不利益(デッキバレ等)が発生する場合があります。ご了承ください。
★参加キャンセルについて
参加をキャンセルする場合は、トナメルのエントリーを取り消してください。グーグルフォームでの入力やTwitterDMでの連絡は必要ありません。トナメルのキャンセルがされていない場合、参加の意志があるとみなしますので注意してください。★キャンセル待ちについて
20時の時点でデッキ未提出等が発生した場合はキャンセル待ちの方のうちデッキ提出が済んでいる方の中からエントリー番号が若い順に繰り上げを行います。33番以降で参加の意志がある方も参加者と同様に20時までにデッキ提出を行っておいてください。
繰り上げに関してはこちらから連絡はしません。キャンセル待ちでもデッキ提出がなされている場合には参加の意志があるとみなします。繰り上がりが発生しているかどうか必ず確認してください。★緊急メンテナンスや不具合、対人サーバーに繋がらない状況などが発生した場合、主催者の判断により大会を中止する場合があります。その場合、賞品や補償はありません。
★非紳士的な行為を行った場合や主催者にとって不利益な行動(ドタキャンや遅刻等)を取った場合には次回以降の大会への参加を見送らせて頂く場合があります。注意してください。
★質問等について
ここに記載がない事柄で不明な点がある場合はTwitterにて@kinghalo_dlまでDMをお願いします。
一応何点かポイントがあるので記述しておきます。
1、通信エラーの裁定をしっかりと決めておく。
これはDCGならではの問題ですがなんらかのトラブルで通信エラーが発生する場合があります。ここを先に決めておかないと揉めるんで必ず決めておきましょう。
★切断/エラー落ちなどの場合
・試合途中での通信エラーの場合はルームに表示されている戦績に従って勝敗を決定します。
・マッチング開始時に通信エラーが発生した場合、ルーム戦績が付いていない場合は再戦で処理します。
(片方が1-0、もう片方が0-0になった場合もしくは両者0-0になった場合)
僕は通信エラーで勝敗を決めるのは面白くないのであんまりしたくないのでこういうルールにしています。ゴネがめんどくさそうであれば一律でルームに表示されている戦績に従って勝敗を決定するでもいいと思います。
2、ロスの条件をしっかりと書いておく
デッキ提出漏れや遅刻等でロスを取るということは必ず明記しておきましょう。また記述したとおりに例外を設けずに粛々と対応しましょう。ここを雑にするとゴネを許してしまいます。
3、キャンセル方法とキャンセル待ちの扱いを明記しておく
キャンセルした、していないは揉める原因になるので必ず明記しておきましょう。
今後大会の数が増えるとダブルブッキングやドタキャンも増えてくると思うのでしっかりと備えておきましょう。
個人的には大会にドタキャンやダブルブッキングはつきものだと思っているので主催者はいちいち腹を立てずに機械的に処理するべきだと思います。
大会用の画像の作り方

手前味噌ですが僕の主催する大会はこんな感じのバナーを使っています。
(あんま納得してないから仮大会用に作ったから今後改善するかも)
どうせ大会を開くならそれっぽい画像があったほうが分かりやすいしぽくなるんでちゃんと作りましょう。
なんと無料でそれっぽいサムネイルを作る方法をkinghaloさんという方が解説しているのでぜひ読みましょう。kinghaloさんはすごくいい人だなあ。
デッキ提出の管理はグーグルフォームがおすすめ
デッキ提出はTwitterのDMで提出、もしくはグーグルフォームでの提出が多いのかなと思います。
個人的にはグーグルフォーム一択です。TwitterのDMを使っているのは情弱だとすら思っています。いままでTwitterを使っていた方または使おうと考えていた方、いますぐフォームに乗り換えましょう。
https://form.run/media/contents/enquete/googleform/
グーグルフォームの使い方解説サイトです。詳しくはこっちで勉強しましょう(解説はめんどくさいため)
これもTwitterのアカウントが作れるなら大丈夫だと思います。
フォームのメリットはいくつかあります。
1、最初からリスト化されている。
そもそもこの時点でフォームの圧倒的優勝です。
自分でリストを作ってTwitterのDMを開いていちいち手入力でチェックして~なんていうのはアホです。

こんな感じで大量の提出が自動的に出力されますし、デッキ画像も紐付けできます。フォームの質問欄に使用デッキタイプを作っておけば分布のグラフも2秒で出力できます。

グーグルスプレッドシートで円グラフを作るだけでいいです。これが無料。一生グーグルに付いていきます。
円グラフの作り方分からんという方のために解説記事を拾っておきました。
2、DMでやりとりしなくていい
これもめっちゃ大事ですが大量に届いたDMに返事をするのは死ぬほどめんどくさいです。僕はあんまりやりたくないです。いちいち確認しましたとか返すのもめんどくさいです。グーグルフォームなら勝手に返事までしてくれます。参加者とのやり取りは最小限にしたほうが楽です。
3、共同管理がしやすい
個人で大会を主催するのであれば関係のない話ですが、規模の大きい大会を主催しようとなると1人でデッキチェックを行うのは大変です。グーグルフォームを使えば共有機能を使って協力者とデッキリストや参加者リストをシェアできます。規模の大きい大会になればなるほどフォームは威力を発揮します。
グーグルフォームも1から作るとめんどくさいと思うので雛形として実際に大会で使用したフォームのリンクを貼っておきます。コピペして使用してもらって大丈夫です。
このフォームに不備があって招いたトラブルについては責任を負いかねます
https://forms.gle/CAydxkNAz24o4rQi7
参加者リストの管理方法
トナメルには参加者リストをエクセル形式で出力してくれる機能があるのでそちらを使いましょう。

やっぱトナメルって神だわ。
フォーム結果との照らし合わせ方ですが両方のシートを参加者の名前順で並び替えれば一瞬で提出状況が把握できるのでおすすめです。たぶん頑張ればそこまで自動化できますが現状は必要性を感じていないのでやってません。作ったら追記します。
ちなみにエクセルをもってなくてもグーグルスプレッドシートに読み込ませれば使うことができるのでトナメルのためにエクセルを入手する必要はありません。やっぱグーグルって神だわ。
当日の流れについて
参加者リストの管理と要項の作成ができれば大会は99%終了しています。あとは参加者に勝手に終わらせてもらいましょう。
1点だけ注意があって、トナメルでは試合結果を両者が承認しなければ試合が終わった扱いになりません。
負けた場合に気絶してしまう人が一定数いらっしゃるので特に緒戦のうちは結果承認が行われているかどうかだけはチェックするようにしましょう。
気持ちはわかるけど承認ボタンを押すまでが大会だぞ!
配信をしたい場合でもトナメルのチャット欄で参加者がルームを共有しているので観戦するのが非常に楽です。配信を委託する場合でもトナメルの共同管理者に配信者を設定するだけで勝手にルームを拾ってもらえるのでいちいちDM等する必要もありません。素晴らしいですね。
最後に
というわけでここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました。
家にいながら遊戯王ができてなおかつ大会まで開けてしまうなんてすごい時代になりましたね。
僕自身、これからもどんどん大会を開いていきたいと思いますのでぜひぜひ参加お待ちしています。
もしこの記事が役に立った方、この記事のおかげで大会を主催することができた方はぜひ僕の方まで配信の委託なんかをしてもらえると嬉しいです。自腹で大会を主催して配信をするより賞金代が安く上がるので非常に助かります。この記事の真の狙いはこれです。まいど!